【再喫レビュー】MEVIUS オリジナル
初めて喫ったのは、だいぶ昔です。
それ以降のメビウスに対するイメージは、軽蔑とも取れるものでした。
しかし、私の親父がかつて愛飲していた銘柄であり、旧マイルドセブン時代から続くロングセラーである事は確か。
肺喫煙用に誕生したとされるセブンスターをよりマイルドにしたシガレット。
以前、フィルター云々の記事を書いたワタクシですが、ここに日本が誇るトップセラー銘柄、MEVIUSの感想を記す。
ちなみに口腔喫煙ね。
まず感じられたのは、仄かな甘み。
それも瑞々しい甘さだ。
これは何に例えたら良いのだろうか?
とにかく独特の甘みなのだ。
この辺りから、『普通のタバコ』という印象は覆る。
そんな瑞々しい甘みを含んだ煙の口当たりはとても柔らかい。
ぬめぇ〜っとした感じだ。
しかし、後味に粉っぽさを感じる。
甘み、口当たり、そして粉っぽさ。
どれも嫌みが無く、絶妙なバランスだ。
軽いのは確かだ。
セブンスターやピース(20)のような芳醇さには欠ける。
しかしながら、軽さの中にも様々な要素を含んでいて、いかにも日本人が好む演出をしているかのように思えた。
確かに喫い易い。
だが、特徴が無いといったら、全くそんな事は無い。
むしろ特徴だらけである。
MEVIUSはMEVIUSなのだ。
今回のタバコ増税で、安い銘柄に切り替えた方も中にはいるかもしれないが、MEVIUSに似た銘柄は皆無ではないだろうか?
今回あらためて喫ってみて、ロングセラーである理由が分かったと共に、MEVIUSは強烈な個性を放つシガレットという事を感じられました。